物事を継続できない、そんな悩みを多く抱える人は多くいます。
中には自分が何かの病気なのかと疑い、不安になってしまう人も。
しかし、物事を継続できない原因を理解してうまく付き合っていくことで、ちゃんと継続できる人間に変わることが可能です。
この記事を読んで、継続力を身につけましょう。
・継続力を身につけたい
・自分は病気なのではと不安に感じている
継続できない人の5つの共通点
物事を継続できない場合、彼らにはいくつかの共通点があります。
自身に当てはまっている特徴がある場合、まずはそれを認識するところから始めましょう。
- すぐに結果を求める
- 完璧主義
- 無計画
- 飽き性
- 根性や意思に頼る
すぐに結果を求める
継続できない人の特徴として、新しいことを始めた時に、すぐに結果を求める傾向があります。
例えば新しくスポーツを始めたとして、最初はやる気に満ち溢れて努力していたのに、少し時間が経ってみて思ったほど上手くなれなければ、すぐにやる気を無くしてしまう方がいます。
このような方は、物事を初めてすぐには結果が着いてこないということをきっちり理解する必要があります。
結果に対する期待値が高い故に継続ができないのであれば、期待値を低めに設定し、すぐには結果が出ないと理解しましょう。
完璧主義
完璧主義な人も継続を苦手とする傾向があります。
例えば、ダイエットのために毎日ランニングをしようと決めたとします。
最初の数日間は継続できていたものの、仕事が遅くなってランニングができない日があると、途端にやる気がなくなってしまいます。
このタイプの人は自身に対する期待値が高く、ミスを許せないんですね。
誰しも時にはミスをすると考え方を改めるようにしましょう。
ミスをせず、計画を完璧に遂行できる人なんていません。
無計画
新たな行動を始める際に全く計画を立てない人も、継続を苦手とする傾向があります。
行動には目標が必要です。目標がなければ、モチベーションを保つことができません。
例えばダイエットのためにランニングをするのであれば、いつまでに何キログラム痩せるという目標が必要です。
勉強の場合でも、その分野においてどの程度のレベルまで達したいのか考えておくべきです。
目標を設定することなく、無計画に行動を開始してしまえば、本来継続できたことすら難しくなってしまいます。
もちろん、物事を始めるときにフットワークの軽さは重要ですが、最低限の計画は立てるようにしましょう。
飽き性
飽き性の方の場合、物事に飽きてしまって継続が難しい場合があります。
性格の問題なのでなかなかコントロールが難しいですが、その行動を継続させた先にどのような未来があるのか具体的にイメージし、モチベーションを保つことが重要です。
また後ほど紹介するように、行動を習慣化させてしまえばもはや飽きは関係ありません。
まずは習慣となるまで、頑張って継続させることが大事です。
根性や意思に頼る
根性や気合いで物事を継続させようとするのは非常にナンセンスです。
最初は継続できますが、どこかで壁にぶつかります。
根性や意思は有限のエネルギーだからです。
重要なのはエネルギーを使わずに継続させるための仕組みを作ること。
例えば、毎日仕事終わりにジムに行こうと決意したとします。
家に帰って服を着替えて荷物を持ってジムに行く、しかしその日に限ってやる気が出ない。
行く行かないの押し問答を繰り返した結果、結局ジムに行くのをやめてしまいました。
完璧主義の方であればこれをきっかけにジムを辞めてしまうかもしれませんね。
一度家に帰るからこのような問題が発生するのです。
ジムの用意を会社に持って行き、帰りに直接ジムに寄るようにすればそもそもこの問題は発生しません。
繰り返しになりますが、重要なのはいかに行動を継続させる仕組みを作るかです。
継続できないのは病気のせい?
継続できない人の特徴、共通点を紹介してきましたが、当てはまる特徴はありましたか?
さて、自分が物事を継続できない故に、自分は病気なのではないか、病気を克服できるのかと不安になる人がいます。
もちろん実際に病気の場合もあるので、安易なことは言えませんが、病気でないのに勘違いしてしまっていたならば非常に勿体無いですよね。
まずは自身の性格の特徴を知り、それに対して必要な対策をとってあげることが重要です。
すぐに病気を疑ったり自分を責めたりするのではなく、まずは自身を客観視して、性格の特徴、傾向を理解するところから始めてみて下さい。
これはメタ認知と言われる自己理解の方法です。結果、自分との上手い付き合い方が見えてくるはずです。
物事を継続させるためのコツ
自身を客観視をしたところで、続いて物事を継続させるためのコツについて紹介していきます。
もちろん、全てを取り入れる必要はありません。
自身に合うものだけを取り入れて、活用してみて下さい。
- 習慣化する
- 目標を立てる
- いつやるかを明確にする
- やった自分を褒めてあげる
- サボる日を設ける
習慣化する
物事が継続できない場合、習慣化してしまうのが手っ取り早いです。
習慣とは意思や根性を必要とせず、無意識下で行える行動のこと。
例えば歯磨き、食事、犬の散歩などの行動は習慣となっており、意思力を使うことなく行えますよね。
新たに何かを始めるとき、習慣となるまで継続できればあとは楽に継続が可能です。
これについては次の章ででより詳しく説明しますね!
目標を立てる
行動を継続させた先に何があるのか、具体的なイメージを持って目標を設定することでモチベーションが湧いてきます。
目標設定におけるポイントは2つ。
- 期日が設定されていること
- 計測できること
例えばダイエットにおける目標設定の場合、半年後に今よりも-10kgを達成するという目標はどちらのポイントも満たしてします。
しかし、毎朝ランニングをしようと決意した人が「体力を付ける」という目標設定をしていた場合、あまりイケてる目標とは言えません。
「1年後のハーフマラソンで完走する」等の期日が設定され、かつ計測可能な目標が理想です。
目標設定は追求すると奥が深く、他にもいくつかポイントがあるのですが、あまり複雑化させるのも良くないので、まずはこの2つのポイントを意識した目標を作るところから始めてはいかがでしょうか。
いつやるかを明確にする
行動はいつやるかを明確にしておくことが望ましいです。
毎日1時間勉強をするという目標であれば、朝の出社前にするのか、夜の帰宅後にするのかを決めておくべきです。
それだけでなく、具体的な時間も決めておくのがより望ましいです。
平日の22時から23時まで英語を勉強すると決めていれば、平日の22時になると自然と勉強を始めることができます。
何時に勉強開始するか決めていない場合、あと5分、あと5分が繰り返されるのが容易に想像できませんか?
行動は何時から開始するのか、目標と合わせて設定をして下さい。
やった自分を褒めてあげる
1日1日、やると決めたことを達成できたのであれば、自身を褒めてあげるようにしましょう。
人間、できたことよりもできなかったことに目を向けて、自分を責めてしまいがちです。
しかし、新しいことを始め、実行できたのならば、自分を褒めてあげるべきです。
やって当然、やらなければ駄目と捉えがちですが、新たな挑戦を始めただけでも十分に賞賛されるべきことです。
心の中で「よく頑張った」と呟いて下さい。
そして、やると決めたことをできなかった日があったとしても、自分を責めるのではなく、どうすれば次は実行できるのか考えるようにしましょう。
サボる日を設ける
毎日勉強する、毎日走るなど、「毎日」というルールを課してしまうと、どうしても休まる日がありません。
時には自分を休ませるためにサボることも重要です。
サボりがなければ息抜きもできず、ストレスも溜まっていきます。
計画的に休むことは悪いことではなく、むしろ良いことなのです。
習慣化したら簡単に継続できる
物事を継続させるコツについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
目標設定などのポイントを解説しましたが、つまるところ新しい行動は習慣化させてしまえばこちらのものです。
朝起きて歯を磨くのにエネルギーが不要なのは、習慣となっているからです。
「今朝はやる気が起きないので歯を磨かなくても良いや」とはなりませんよね。
同様に、新しい行動を始めても習慣化させてしまえば、簡単に継続させることができるのです。
ある物事が習慣となるには、約2ヶ月間継続させることが目安となるようです。
そのため、まずは2ヶ月間、頑張りましょう。
ずっと頑張るのではない、2ヶ月間だけ頑張れば良いと考えれば、気持ちが楽になりませんか?
この2ヶ月間ももちろん気合や根性ではなく、前章を参考にしながらうまく継続できる仕組みを作ってあげて下さいね。
なお習慣化の方法についてより詳しく知りたいという方はこちらを読んでみて下さい。
まとめ
新しいことを始めても継続ができない。
そんなお悩みをお持ちの方に、継続のコツを紹介してきました。
継続できないからといって自分を責めるのではなく、自身の性格の特徴を知ることで、うまく付き合っていくことが大事です。
それでは最後にご紹介した内容を振り返ってみます。
- 継続できない人の5つの共通点
・すぐに結果を求める
・完璧主義
・無計画
・飽き性
・根性や意思に頼る
- 継続させるための5つのコツ
・習慣化する
・目標を立てる
・いつやるかを明確にする
・やった自分を褒めてあげる
・サボる日を設ける
繰り返しになりますが、新しい物事は習慣にしてしまえばこちらのものです。
そうすると、どんどん新しいことを始められるようになるので、人生の充実度が圧倒的に上がります。
ぜひ、この記事を参考に、「継続力」を身につけて下さい!
ありがとうございました。