・物事を継続できるコツを知りたい
三日坊主という言葉があるように、せっかく新しく何かを始めたのに継続できずに短期間で終わってしまうというのはよく見られることです。
しかし、三日坊主になるのは原因があります。
コツを理解すれば三日坊主を克服し、継続のできる人間に変わることができます。
この記事ではその秘訣を解説していきます。
そもそも人間は現状維持バイアスがある
自分が三日坊主だと自覚している方にまず伝えたいのが、物事を長期間継続できないのは本来自然なことだということです。
人間には現状維持バイアスという機能があります。
現状維持バイアスとは一言で言ってしまえば現状からの変化を受け入れたくないという傾向のことです。これは人間に生来的に備わっている機能です。
古来、狩猟生活をしていた時代において、変化は死に直結するものでした。
新しい場所に移動すること、食事の内容を変えること、生活のリズムを変えること、これらは狩猟時代に置いて生死を左右する行為でした。
長く続いた狩猟時代の名残りで、人間の遺伝子には変化を嫌がる傾向があるとされています。
つまり、新しいことを始めるという変化を嫌がるのは人間として当然のことであり、個人の性格や価値観に依存した話ではありません。
三日坊主になると自分を責めがちですが、まず現状維持バイアスが人間に備わっているということを理解し、自分を非難することをやめましょう。
なぜ三日坊主になるのか
前章で述べた通り、物事を継続できないのは生来的に人間に備わった機能です。
そのため、「根性で頑張る」だけでは現状維持バイアスに打ち勝つことができず、三日坊主を克服するためにはちゃんと対策をする必要があります。
その原因とは大きくは以下の3つです。
- ゴールが設定されていない
- モチベーションがない
- 完璧主義である
ゴールが設定されていない
その行動を続けてどうなりたいのかというゴール設定がなければ三日坊主になりがちです。
例えばダイエットをする場面を想像してみて下さい。
食事制限や運動は大変ですよね。
そんなダイエットを続けてどうなりたいのかというゴールがなければ、三日坊主で終わってしまっても仕方ありません。
何となく痩せたいといった抽象的なゴールでなく、いつまでに何キログラムになりたいのか具体的なゴール、目標を設定しましょう。
このように行動の継続においては、その先にあるゴールを設定することが非常に重要となります。
モチベーションがない
行動を続けるためのモチベーションがないケースです。
その行動を通じて自分がどうなるか、具体的にイメージできていないためモチベーションを保てないケースです。
例えば節約をしようと決めた場合を考えてみましょう。
外食をやめて全て自炊にしたり、趣味に費やすお金を減らしたりと言うのはとてもエネルギーのかかる行為ですよね。
だからこそ、節約を続けた結果として何を得たいのかを考える必要があります。
例えば100万円貯金をして車を買いたいのか、ただ単純に出費額を減らして通帳にお金を貯めたいのか。
行動を継続して得られる未来を具体的にイメージすることで、自分のモチベーションを高めてあげるようにしましょう。
完璧主義である
完璧主義も時に三日坊主を助長します。
毎日筋トレをすると決めて一定期間は継続できていたのに、ある日疲れていてどうしても筋トレができなかったら。
たった一回のミスによって一気にやる気を無くし、せっかく継続できていたことをやめてしまうことがあります。
これは完璧主義が原因です。
人間誰しもミスはするもの。
時にはミスを認め、また明日から再開すれば良いのです。
自分が完璧主義だと自覚されている方、完璧主義自体は決して悪いことではありませんが、時にはマイナスになってしまうことがあります。
ミスを認めて自分を許す姿勢を持ちましょう。
習慣になるまで続ければ三日坊主にはならない
では、三日坊主にならないためにはどうすれば良いのでしょうか?
結論から言うと習慣になるまで行動を継続することです。
歯磨きをするのにエネルギーを消費しないのと同じで、人間は習慣となった物事を無意識に継続することができます。
そして、新しく始めた行動が習慣になるには、約60日が必要とされています。
これは現在研究中の分野でもあり、行動の種類によっても必要とされる日数が違うと言われていますが、ざっくり60日と覚えていて下さい。
つまり、行動を60日間続けることができれば、そこから先は楽に継続が可能なわけです。
筋トレも始めた最初のうちは辛いですが、習慣になるまで継続すればやることが普通になるのです。まずは「60日間継続する」ことをゴールに考えて下さい。
そうすると少し気が楽になりますよね。
次章では60日間継続するためのコツについて解説していきます。
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物事を60日間継続するために意識するべきこと
三日坊主にならないためには行動を習慣化させることが必要だと分かりました。
そうはいっても習慣になるまでが大変ですよね。
ここでは物事を60日間継続するために意識するべき3つのポイントについて紹介します。
- いつやるか決める
- 行動を小さくし、続けることを目的にする
- やめることを決める
いつやるか決める
まず、いつ行動するかを決めます。
・毎日腕立て伏せをするという目標であれば、シャワーの前にするようにする
考えてみて欲しいのですが、何かをやる時ってやる前にうだうだ悩んでいる時間が一番疲れますよね?
これは物事を始める前に悩むことにより無駄な疲労を発生させないための方法です。
ぜひ、やることとセットでいつやるかを決めてあげるようにして下さい。
行動を小さくし、続けることを目的にする
新しい行動を始めてしばらくは、続けることを目的にします。
例えばダイエットで5キロ痩せたい人がいたとします。
こういう時っていきなり「昼食と夕食の量を半分にする」といった難易度の高いことに取り組みがちです。
しかし、いきなり難易度の高い行動に取り組む場合、大半は継続できません。
そこで、まずは「夕食時にご飯をお代わりしない」というような難易度が低めの目標からトライします。
そして、達成感を得ながら徐々に行動を大きくしていくのが得策です。
物事は大きく始めるのではなく、スモールスタートしましょう。
やめることを決める
新しいことを始めるのであれば、何かをやめるようにします。
時間と体力、意思のエネルギーが有限である以上、全てを成し遂げることはできません。
かのスティーブ・ジョブズもやらないことを決める重要性を説いたそうです。
・勉強をするために食後にスマホを触る時間をなくす
これらは簡単にできることですよね。
やめることにより時間、体力、意思のエネルギーが節約できるのです。
何を始めるかだけでなく、何をやめるかも決めましょう!
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三日坊主はアプリで克服できる
三日坊主を克服するならアプリを使うのも得策です。
ここではおすすめのアプリを2つ紹介します。
- 継続する技術
- みんチャレ
継続する技術
これは1つの目標を継続するためのアプリです。
2つ以上の目標を設定することはできません。
そもそも継続に慣れていない人が新しく2つ以上のことを続けられるようになるのは非常に難易度が高いです。
そのため、このアプリではたった1つの目標だけをセットできます。
操作はとても簡単で「やること」と「やる時間」を決めるだけ。
これはこの記事で紹介した考え方とも同じですよね。
僕自信、このアプリを過去に使用していた経験があり、自信を持っておすすめできます。
みんチャレ
「みんチャレ」は同じ目標を持つ複数人でチームを組み、一丸となって
目標の達成を目指すアプリです。
目標の数はダイエットや運動、早起きなど数十種類もあり、おおよそのものなら見つかります。
1人でできないならみんなで目標を目指そうという発想のアプリで、学生時代の部活動や受験を思い出しますよね。
チームで目標達成を目指すのが楽しいという方にぜひお勧めできるアプリです。
まとめ
この記事では三日坊主を克服するためのノウハウを紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後に紹介した内容を振り返ってみましょう。
- なぜ三日坊主になるのか
・ゴールが設定されていない
・モチベーションがない
・完璧主義である
- 物事を60日間継続させるために意識すべき方法
・行動の時間を決める
・行動を小さくし、続けることを目的にする
・やめることを決める
- 三日坊主の克服に使えるアプリ
・継続する技術
・みんチャレ
以上です!
この記事で紹介した内容をうまく使い、ぜひ三日坊主を克服して下さい!