【計画が苦手な方向け】仕事でも使える計画のコツ3点をご紹介します

計画を立てるのが苦手だという方は多くいます。

仕事に影響して怒られたり、また自分が病気なのではと不安に感じるたりすることもあるかもしれません。

この記事では、計画に対して苦手意識を持つ方向けに「計画のコツ」をお伝えしていきます。

 

繰り返しになりますが、計画が苦手な人は世の中に多くいます。

決して自分を責めたり自己嫌悪に陥ったりせず、コツを学んでいけば苦手意識はなくなります。

この記事の対象
・計画を立てることに対して苦手意識がある
・立てた計画をうまく進めることができない

なぜ計画が必要なのか

Wikipediaによると計画について以下のように記されています。

計画とは、何らかの物事を行うために、あらかじめその方法や手順を考え企てること。また、そうして考えた方法や手順 。具体的には、将来実現しようとする目標と、そこに到達するための主要な手段や段階とを組み合わせたものである。

Wikipedia

つまり、やりたいこと(ゴール)に対して、どのように実現するかの道筋を立てることを計画と呼ぶようです。

 

今更ですが、なぜ計画を立てることが重要なのでしょうか。

答えはシンプルで、ゴールに向かう道筋において時間的な制約が発生するからです。

 

例えば、友人と4人で旅行に行くケースを想像してみましょう。

旅行が2ヶ月先であるならば、

  • 1ヶ月前にはホテルや交通手段を予約しているべきである。
  • そのためには、1ヶ月前までに旅行先や予算について合意をとっておく必要がある。
  • そのためには、1ヶ月半前には旅行先のプランを複数提示しておきたい。

といった具合にゴールまでの道筋を逆算して考えながら行動していく必要があります。

これが、何も計画をせず、旅行前日にホテルを予約するような事態になってしまえば、どこも満室で旅行自体が中止になることも有り得ますよね。

 

もっとイメージしやすい話としては小学校の夏休みの宿題です。

計画なく取り組んでいた場合、最後の数日間で慌てて宿題を片付ける羽目になってしまいます。

つまりゴールを達成するために、時間的制約を乗り越えるためのプランが計画だと言えます。

なぜ計画を立てることに苦手意識を持つのか

では、なぜ多くの人が計画を立てることを苦手と感じるのでしょうか。

そこには2つの要因があります。

  • 逆算思考に慣れていない
  • 必要以上に難しく考えている

逆算思考に慣れていない

計画を立てるには逆算思考が必要になります。

旅行の例で言うと、2ヶ月後の旅行というゴールから逆算して、

  • 1ヶ月前までにホテルと交通手段の予約
  • 40日前までに旅行先と予算について合意を形成
  • 50日前までに複数のプランを提案

とゴールに近いところから行動計画を立てていきます。

もちろんスタート地点(現在)からゴール地点(未来)へ向かって順番に計画を立てて行っても良いですが、スケジュールが合わなくなって考え直しになることがあるので、結局のところ逆算思考で計画を立てた方が効率的です。

この逆算思考に日頃から慣れていないのが、計画に苦手意識を持つ一つの原因です。

必要以上に難しく考えている

計画立てとはシンプルな行為です。

しかし、必要以上に複雑に捉えてしまい、計画に対して苦手意識を持ってしまう方がいます。

よくよく考えてみて下さい。

計画とはスタートとゴールを結んだ線上に点を作るだけの行為です。

これを必要以上に大袈裟に捉え、複雑かつ無意味な計画を立てる方がいます。

慣れの問題もありますが、何事も必要以上の恐れを持つ必要はありません。

計画立てはあくまで失敗を回避するためのシンプルなテクニックに過ぎないのです。

計画を立てられないのは病気?

計画を立てるのが苦手だから、自分は病気なのではないかと不安に感じる方がいます。

もちろん、病気の場合もあるので安易なことは述べられません。

しかし、僕の経験上、世の中には思っている以上に計画が苦手な人が多くいます。

決して「自分だけ」ではありません。

 

計画の立て方を学校の授業で習ったことなんてありませんよね?

誰も教えてくれないので、どこかで主体的に学ぶ必要があるのです。

会社の上司が教えてくれたならラッキーです。良い仕事に計画は重要ですからね。

自身を責めたり自己嫌悪に陥ったりするのではなく、計画の立て方について学び、少しづつ上達していけば良いのです。

計画を立てるためのコツ

ここでは計画を立てるためのコツを紹介していきます。

一つ一つはとてもシンプルなものです。

ぜひ、実践してみて下さい。

  1. ゴールを明確にする
  2. 分解する
  3. 余裕を持った時間設定をする

1、ゴールを明確にする

まず、計画を立てる目的を明確にします。

当たり前だと思われるかもしれませんが、意外とここが出来ていないケースが多いです。

 

友人と旅行に行く計画を立てる場合を考えてみましょう。

ここでのゴールは「旅行に行く」ことでなく「お互いが旅行を楽しむ」ことなんです。

単純にある行動を達成するだけでなく、それを通じて自分はどういう状態になりたいのか、また自分以外で関連する人物にどうなって欲しいのかという点を合わせて考慮する必要があります。

 

仕事でも同じです。

単純に「納品する」ことでなく「クオリティの高いアウトプットを納品し、クライアントに満足してもらう」ことがゴールであれば、必然的に計画も変わってきますよね。

 

ゴールを明確にするためにはイメージを膨らませながら紙に書き出してみるのがお勧めです。

特に慣れないうちは頭の中だけでイメージするのではなく、紙に書き出しながら具体的なゴールを決めるようにしましょう。

2、分解する

明確なゴールがイメージできたら、そこに至るまでの行動を分解していきます。

ポイントはスタート地点からでなく、ゴールから時系列で逆算して考えることです。

 

友人との旅行において「お互いが旅行を楽しむ」ことをゴールとしたのであれば、

ゴール:お互いが旅行を楽しむ
1:ホテルと当日のスケジュールを決める
2:予算と行き先を決める
3:日程を決める
スタート:友人を旅行に誘う

という具合にゴールまでの道筋が分解できます。

スタート地点から見れば、まず日程を決め、次に予算と行き先を決め、最後にホテルとスケジュールを決めれば良い訳ですよね。

 

確かにこの順序で行動すればゴールが達成されることが見えてきました。

3、余裕を持った時間設定をする

ゴールまでに取るべき行動が分かれば、最後はその行動に対して時間を設定します。

旅行の1週間前に予算と行き先が決まったとすると、そこからホテルや当日のスケジュールを決める必要があります。

ホテルは満室で取れないことも考えられますし、流石に遅いですよね。

 

重要なのは、余裕を持たせて時間を設定することです。

豆知識
この時間的余裕をバッファーと呼ぶこともあります。

先程の例に時間設定をすれば、

ゴール:お互いが旅行を楽しむ
3週間前までに、ホテルと当日のスケジュールを決める
4週間前までに、予算と行き先を決める
5週間前までに、日程を決める
スタート:友人を旅行に誘う

このように、それぞれの行動をいつまでに実行すれば良いか見えてきますよね。

これが計画のコツです。

 

慣れないうちはどうしても難しく感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、結局は慣れです。

慣れてしまえば様々なことに対して計画を立てて取り組むことが習慣となるため、言われなくても頭の中で計画を立ててしまうようになります。(笑)

まとめ

計画に対して苦手意識を持つ方向けに、その理由は計画のコツを紹介してきましたがいかがだったのでしょうか。

それでは紹介した内容を振り返ってみましょう。

  • 計画を苦手に感じる理由

逆算思考に慣れていない
必要以上に難しく考えている

  • 計画を立てるためのコツ

1、ゴールを明確にする
2、分解する
3、余裕を持った時間設定をする

ぜひ、まずは試すところから始めて、徐々に慣れて行ってもらえればと思います!