人には睡眠のタイプが4つある。自分の睡眠タイプを知って、睡眠の質をあげよう。

朝型に切り替えたいのになかなかうまくいかない、夜の方が集中力が高い。

もしくは、もっと夜遅くまで勉強したいのに、すぐに眠くなってしまう。

このように、いつ起きていつ寝るかという悩みは多くの人が抱えるものです。

しかし、朝型か夜型かというのは遺伝子レベルで決まっており、努力で変えるのは難しいもの。

努力して睡眠リズムを変えるよりも、むしろ自分の睡眠タイプを知り、それを活かす方がコストパフォーマンスが高いのです。

この記事では、クロノタイプと呼ばれる、4種類の睡眠タイプについて紹介してきます。

自分の睡眠タイプを知れば、日々の生産性を大きく上げることができるはずです。

睡眠のタイプは遺伝子によって決まっている


日本では「早起きは三文の徳」という言葉があるように、一般的に見て早起きは良いこととされ、逆に遅くまで起きているのは良くないこととする風潮があります。

しかし、近年の研究によって、その人が朝型であるか夜型であるかは遺伝子の影響を受けて決まっていることがわかりました。

つまり、夜型で深夜の方が集中力が高いという人が無理して早起きしたり、逆に朝方の人が深夜まで起きて仕事をしたりというのは決して効率が良いとは言えないのです。

僕は夜型なのですが、無理して朝型に変えようとしていた時期がありました。

夜早めに寝てもなかなか寝付けず、朝早く起きてもどうも頭がスッキリしない。

世間では朝の時間を有効活用しましょう〜なんて言いますが、僕からしたら夜の時間を有効活用した方が良いのでは、なんて感じてしまう。

そんな時にクロノタイプについて知りました。

クロノタイプとはその人の最適な睡眠を4タイプに分類したもの。

結果、僕はオオカミ型と呼ばれる完全な夜型タイプだったので、朝早く起きて仕事をすること自体がとても非効率だったんですね。

それを知って以来、無理に早起きするのではなく、自分に最もマッチした睡眠のリズムを作ることができるようになり、仕事の生産性も上がりました。

だからこそ、睡眠に対して悩みがある方はぜひ、ご自身のクロノタイプによって最適な睡眠時間を知ることを強く勧めます。

(なおクロノタイプは遺伝子の影響を強く受けますが、生活環境等によって変化することもあります。)

クロノタイプを判別する方法


4種類のクロノタイプについては次章で解説するので、まずは自分のクロノタイプを把握するところから始めましょう。

クロノタイプには様々な診断方法がありますが、ここでは最も簡単な判別テストを紹介します。

以下の問いに順番に答えてみて下さい。

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Q1:睡眠時間は7時間以上必要である
 はい→Q2へ
 いいえ→クロノタイプはイルカ型

Q2:夜よりも朝の方が集中力が高い
 はい→Q3へ
 いいえ→クロノタイプはオオカミ型

Q3:昼は眠くなるので、昼寝をしたい
 はい→クマ型
 いいえ→ライオン型

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これで自分の睡眠タイプであるクロノタイプが分かったはずです!

ここからそれぞれの特徴について解説していきます。

4種類のクロノタイプ


ここではそれぞれのクロノタイプの特徴を紹介していきます。

クロノタイプにはクマ型、ライオン型、オオカミ型、イルカ型の4タイプがあります。

診断の結果、自分がどのクロノタイプだったかを踏まえて下記の特徴をご覧ください。

クマ型の特徴(朝型)

日本人の約半分を占めるクマ型はいわゆる朝型です。

午前中の集中力がとても高い傾向があり、逆に夕方頃になると徐々に集中力が切れてきます。

夜は23時〜24時、朝は7時ごろに起きるのが推奨され、一般的な日本人の生活に沿った睡眠タイプなため、クマ型の方は日本社会に適合しやすいとも言えます。

自分の睡眠タイプがクマ型である方は、夜遅く起きていたところで高い集中力は得られないため、仮に仕事が終わらない日があったとしても早く寝て翌朝早くから活動することが望ましいとされます。

ライオン型の特徴(昼型)

ライオン型は朝型寄りではありますが、クマ型ほど振り切った朝型でもなく、朝から昼にかけて集中力が最大となります。

しかし、睡眠時間が足りていなかった日は正午を過ぎると徐々に眠気に襲われていくのもこの睡眠タイプの特徴。

頭を使う仕事、重要な仕事を午前中に終わらせ、午後は作業などあまり頭を使わない仕事に充てるのが望ましいでしょう。

また、夜遅くまで起きていたとしても集中力が上がらないばかりか、次の日に響きやすくなってしまうため、早めに寝て翌朝に早起きすることが良いとされています。

オオカミ型の特徴(夜型)

オオカミ型はクマ型、ライオン型と違って夜型です。

夕方から夜にかけて集中力が上がっていくため、この睡眠タイプの方は夕方以降に頭を使う仕事に取り組むのがオススメです。

逆に早朝や午前中は頭があまり働きません。

単純作業は午前中に終わらしてしまいましょう。

また、日本では一般的に早起きが良いと言われていますが、無理に早起きをせず、自分が最も動きやすいリズムを見つけることが重要です。

イルカ型(ショートスリーパー)

イルカ型もオオカミ型と同様に朝型の傾向はありますが、このタイプの最大の特徴は睡眠時間が短くても1日を過ごせる、いわゆるショートスリーパーなタイプであるということ。

深夜まで活動し、また短い睡眠時間で翌朝も早くから活動することができます。

とすると一見完璧な睡眠タイプであるようにも思えますが、イルカ型の方は性格的に神経質気味の方が多く、日中に疲れやすい傾向があります。

しかし、ショートスリーパーで多くの睡眠時間を必要としないゆえ、気付かぬうちに大きな疲れを蓄積してしまうことも。

疲れたと感じた際は、例え眠くなかったとしてもきっちりと睡眠を取るように習慣付けましょう。

まとめ:自分の睡眠タイプをうまく利用しよう


この記事では、クロノタイプ、つまりは4種の睡眠タイプについて紹介してきました。

自分の睡眠タイプを知るで、うまく日々のリズムを整えることができるので、日常生活や仕事にも多くのメリットがあるはずです。

また、朝型の方が良い、夜型の方が優れているなどと画一的に捉えるのではなく、人それぞれに個性があります。

睡眠タイプを活かして、充実した生活を送って下さいね!

ありがとうございました!