・もっと本を読みたいけれど時間が取れない
・読書を継続できる方法を知りたい
忙しい社会人であれば毎日の読書ってなかなか難しいですよね。
一方で、読書から得られるものは莫大で、本を読まなければと感じている方も多いでしょう。
僕は年間で30冊以上の本を読んでいます。
決してドヤ顔できる数ではありませんが。。
そして、結論から言うと読書は仕事や人生に多大なる恩恵をもたらしてくれると感じています。
この記事では僕が自身の経験から感じた、読書をするメリットや読書を習慣にするコツ、また社会人におすすめの本を紹介していきます。
社会人が読書を習慣にすることで感じたメリット
まずは、僕が読書を習慣にしたことで感じたメリットについて紹介していきます。
代表的なメリットは3つあります。
- 仕事に役立つ
- 話の引き出しが増える
- 世の中の仕組みが分かる
仕事に役立つ
非常にシンプルなメリットですが、読書をすることで得た知識が仕事に役立ちます。
営業、人事、経理、マーケティング、製造など世の中には数多くの仕事がありますが、どの仕事においても関連した書籍が多く出版されています。
読書でインプットした知識やノウハウを仕事でアウトプットしていくことで自分のスキルに変換することができます。
例えば営業の方であれば、営業テクニックの本を読んでみて下さい。
セールストークの本を読んで実際に営業現場で試してみることで、営業スキルの向上に繋がるはずです。
もちろんこれは営業に限った話ではなく、全ての職種に当てはまります。
仕事で成長できていないと悩んでいる方は、読書が解決策になるかもしれません。
話の引き出しが増える
友人、恋人、家族、仕事関係の人と、私たちは生きている上で多くの人と話しますよね。
そんな時、話の引き出しが増えるのも読書のメリットです。
あなたの周りに話が面白いと感じる人はいませんか?
多くの場合、それは引き出しの多さが原因です。
本をたくさん読み、多くの知識を持っているからこそ、相手や状況に応じて適切な話のネタを出すことができるのです。
つまり、話の引き出しを増やすには多くの知識を持っていることが前提となります。
もちろん読書に限らず映画やドラマ、テレビや人との会話など多くのインプットが世の中にはあります。
しかし読書から得られる知識は多く、ビジネス本に限らず小説やエッセイなど多くの本を広く読むことで、話の引き出しを確実に増やすことができます。
物事の関連性が分かる
読書をしていると、一見関連しそうにない内容が実は裏で繋がっており、世の中の構造が漠然と見えてくる瞬間があります。
例えば、仕事とスポーツ。
仕事論の本を読むと、成長するためには量をこなすべきだとよく書いてあります。
著名なスポーツ選手の自伝を読むとスポーツでも上手くなるためには量をこなすことが最重要だと仰っています。
ここから、何事でも上達するためにはまず莫大な「量」が重要であることが見えてきます。
他にも、組織論と歴史書。
組織をどうマネジメントすれば良いのか、各々の目標設定をどうすれば良いのかというところは三国志の世界にヒントがあったりします。
これは組織論のほんと歴史書を両方読むことで見えてくる関連性です。
余談ですが、僕が感じたのはモチベーションと日本史の関係性です。
脳科学の本を読むと、モチベーションが成果にいかに影響を与えるかという内容が書いてあります。
その上で『坂の上の雲』という司馬遼太郎の歴史小説を読むと、日露戦争時代の日本がなぜあれだけ成長できた原因は、自国を成長させようという国民のモチベーションに起因しているのかな、と感じました。
『坂の上の雲』は多くの経営者が読んだと語る、本当に面白い本なのでぜひ目を通してみて下さい。
このように一見関係のない物事を抽象化して関連性を見出すことができる、結果的に世の中で重要な法則に気付くことができるのが読書のメリットだと思います。
まずは読書のコツを学ぶべき
さて、読書には多くのメリットがあるので本を読みましょうとは言っても、継続させるのは難しいです。
何せ時間は有限なので、本来であれば趣味に使えていた時間を嫌々読書に充て、大した満足感も得られなければ長続きはしません。
読書にはコツがあります。
読書をする前に、まず読書のコツを知りましょう。
- その本から何を学びたいのか事前に考える
- 全て読む必要はないと知る
- 同じジャンルの本を3冊読む
その本から何を学びたいのか事前に考える
趣味で小説を読むのではなく、勉強目的でビジネス書や新書を読む場合、その本から何を学びたいのか事前に考えましょう。
例えばあなたが仕事をする上で自身の集中力に課題を感じていたとします。
その場合、集中力を長続きさせるための方法を書いた本を選ぶべきですよね。
つまり、自分が欲しい知識、必要なノウハウをベースに読む本を決め、そこからどのような知識を学べるのかを想定しておくことが効果的なインプットに繋がる訳です。
全て読む必要はないと知る
自分が必要な知識さえ学べればその本全てに目を通す必要はありません。
前述のケースを用います。あなたが集中力を長続きさせる方法を学ぶため、集中力に関する本を読むとしましょう。
あくまで欲しい情報は「集中力を長続きさせる方法」であり、それ以外の情報は不要ですよね。
もちろん全て読むのは良いのですが、必ずしも全て読む必要があるわけではないと認識しておくことが重要です。
本を1冊1500円とすると、「集中力を長続きさせる方法」という情報を1500円で購入したことになります。
結果、仕事で成果を出せば1500円なんて安いものですよね。
本を全て読もうとすると時間もかかります。
本を購入したからといって、必ずしも全て読む必要はありません。
同じジャンルの本を3冊読む
同じジャンルの本を3冊読むと全てに共通して記載された内容があります。
その共通した内容が、ジャンルにおいて重要なポイントです。
例えば、「副業の必要性」を学ぶために副業に関する本を3冊読んだとします。
著者それぞれに持論は違えど、必ず3冊全てに共通する内容があるはずです。
それが副業というジャンルにおいて重要なポイントです。
このように特定のジャンルについて学ぼうとする場合、そのジャンルの本を3冊読めば、概観が掴めます。
逆に言えばそのジャンルの専門性を深めたいという場合を除き、3冊読めば十分です。
ジャンル毎に次々と3冊ずつ読んでいくことで、幅広いジャンルの知識を得ることができます。
社会人が読書を習慣にするためのコツ
では、いよいよ社会人が読書を習慣にするためのコツについて紹介していきます。
- 決まった時間に読む
- 他の作業中に読む
- ビジネス本にこだわらない
決まった時間に読む
空いた時間に本を読むのではなく、決まった時間に読書をすると決めておくことで、無理せず読書を継続することができます。
社会人の方であればただでさえ忙しいですよね。
時間が空いたら本を読もうなんて考え方であればなかなか読書はできません。
だから、あらかじめ読書をする時間を決めておくんです。
例えば毎日朝6時半〜7時まで本を読む、毎週月水金の3日は22時〜23時まで本を読むと言った具合に。
そうでもしなければなかなか読書が習慣にはなりません。
ポイントは長続きする目標にすること。
毎日2時間読書をするなんてのは到底長続きしません。
1週間に10分でもいいので、長続きさせることが大事です。
短時間でも決まった時間に読書することを習慣にしてはいかがでしょうか。
他の作業中に読む
通勤時間、入浴時間など何かをしているときに読書をするのもおすすめです。
社会人の方は忙しくてなかなか時間が取れません。
電車での通勤中、入浴中などは他にすることもないので、読書を継続させやすいです。
電車の中では読書をするとあらかじめ決めておけば、読書以外にすることもないですよね。
なお、入浴中は紙の本を読めないので電子書籍を活用してください。
Kindle Paperwhiteであれば防水で入浴中も本を読めます。
ビジネス本にこだわらない
「社会人の読書=ビジネス本」という考えを持っている人が多いようですが、別に読書はビジネス本に限ったものではありません。
小説であれば単純に娯楽として楽しい時間を過ごせますし、また小説を通じて学べるものも多くあります。
何より、ビジネス本だけを読んでいると肩が凝ってしまい、読書を嫌いになってしまう方もいます。
そうなってしまっては元も子もありません。
小説や映画は家の中にいながら他人の人生を擬似体験できるものだと聞いたことがありますが、素晴らしい言葉ですよね。
読書は自分の世界を広げるための行為です。
ビジネス本だけでなく小説、エッセイなど多くの本を楽しみながら読むことが読書を習慣にするためのコツです。
本の選び方
では今日から読書を始めようと思ったとしても何を読んだらいいんだろうってなってしまいますよね。
ここでは社会人の方向けに、読むべき本の探し方を紹介します。
ポイントは3つです。
- ビジネス本は自分の持っている課題をベースに選ぶ
ビジネス本を読む場合、今感じている課題を解決できるであろう本を優先的に読みます。特に課題がない場合、ITと会計の本を読むのがおすすめです。
- 他人がお薦めしてくれたものを読む
自分が読みたい本だけでなく他人が薦めてくれた本を読むことで世界が広がらいます。反対に、自分が良いと思った本は他人におすすめしてあげると良いかもしれません。
- たまには古典を読んでみる
古典は難しく体力を使いますが、普遍的なことを書いている場合が多く、たまには頑張って古典を読んでみましょう。読破することで達成感も得られ、脳トレにもなります。
社会人におすすめの本
では最後に、個人的にお勧めする社会人向けの本をいくつか紹介していきます。
レバレッジリーディング
質の高い読書をするためのノウハウが書いてあります。
本を読む前に、本の読み方を学びたい、そんな方にぜひ。
影響力の武器
人を動かすとはどういうことか。
読み応えがありますが、それだけの学びがあります。
7つの習慣
自己啓発本の原点にして頂点とも言われる本作。
多くの経営者が読んでいることでも有名ですね。
坂の上の雲
坂を登ればそこにある雲を掴めるような気がした。
司馬遼太郎の代表作といえる日露戦争時代を舞台にした歴史小説です。
ガダラの豚
中島らも氏による本作は呪術や民間伝承をテーマにした小説です。
完全に僕の趣味ですが評価も高いのでぜひ。
まとめ
では、最後に紹介した内容を振り返ってみましょう。
- 社会人が読書を習慣にするメリット
・仕事に役立つ
・話の引き出しが増える
・世の中の仕組みが分かる
- 読書のコツ
・その本から何を得たいのか事前に考える
・全て読む必要はないと知る
・同じジャンルの本を3冊読む
- 本の選び方
・ビジネス本は自分の持っている課題をベースに選ぶ
・他人がおすすめしてくれたものを読む
・たまには古典を読む
以上です。
読書は習慣としてコツコツと続けていくことで自分の世界が広がり、その知識は貴重な財産となります。
ぜひ、今日から本を読んでいきましょう!
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